川又健康情報新聞
2000:10:1 第324号
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写真は常陸太田市・源氏川上流の野辺に咲く秋蕎麦 フォト・MAKOTO
冬期うつ病
「うつ病」(感情障害)は、ストレスや不安が引き金になって起こる、「心の病気」です。 主な症状は、抑うつ(常におさえつけられているような、気分が重く、沈んだ状態)、不安といった精神症状と、睡眠障害、食欲減退、倦怠感といった、身体症状があります。特に、秋から冬にかけて抑うつ状態を示し、春から夏にかけて自然に症状が軽くなるタイプを、「季節性感情障害=冬期うつ病」と呼んでいます。 典型的には、2年以上にわたって秋から冬にかけて、抑うつ状態,過眠、食欲増加、体重増加といった症状を示し、夏には躁状態(楽天的、陽気で活発、逆に不機嫌になったり、多弁・多動、誇大な言動をする)を示すことが報告されています。
冬期うつ病は、20〜30代の女性に多く、高緯度地方ほど、発生頻度が高いといわれていますが、最近は、日本でもみられることがわかってきました。 これは、哺乳類にみられる、「冬眠」と同様な生物学的機構で起こるといわれており、研究されています。 冬期うつ病は、夏のように日照時間を長くしたり、日中の光を人工的に強くすることによって、症状が軽くなるといわれています。 冬期うつ病に限らず、うつ病は、早期であれば、通院だけで十分治療できます。しかし治療には、家族や職場の仲間など、周囲の人達の支えや助けも必要です。 「最近様子がおかしいな」と思ったら、医療機関への受診を勧めましょう。 また、うつ病は「病気」であって、「やる気や心がまえ」の問題ではありません。患者さんを励ましたり、尻をたたくような言動は、かえって精神的負担を与えてしまいます。 周囲の人は、患者さんが治療に専念して、ゆっくり休養ができるように、温かく見守ることが大切です。
いい湯だな
みなさんは、「お風呂」が汚れをおとす以上に、「健康」と大きな関係があるのをご存知ですか? 最近では、「半身浴」という入浴法が注目されています。 半身浴は、みぞおちから下までぬるま湯につかる方法で、心臓や肺に負担をかけず、下半身の温められた血液が、全身をまわって体の芯まで温まり、不眠や冷え、足のむくみ、腰痛の解消などにつながります。 お湯の温度は、人肌と同じか夏は38℃、冬は40℃位の、ぬるめのお湯が理想です。 この温度は、母親の胎内の羊水の温度で、人間にとって自然さと安心感から、ゆったりとした気分になれます。 最初は寒いと感じるかも知れませんが、20分もすれば、汗が吹き出て来て、以外と湯冷めはしません。 また、エッセンシャルオイルを使った「芳香浴」も静かなブームをよんでおり、次のような種類と働きがあるといわれています。
レモンバーム
レモンの香りが気分を高めます。
ジャスミン
不安やイライラを静め、気分を高めます。
ラベンダー
気分を落ち着かせ、安眠できます。
ユーカリ
殺菌作用があるといわれています。
シナモン
スパイスとしても利用されており、体を温めます。
ローズマリー
活力を増進し、疲労をやわやげます。
「芳香浴」は38〜40℃のぬるま湯に、エッセンシャルオイルを3〜4滴たらし、約10分ほど、肩まで入ります。半身の場合は、おへそが隠れる位のお湯に30〜40分かけてゆっくりと入ると、肺に吸い込まれた成分と、皮膚から浸透した成分の効果で、心身ともにリフレッシュできます。
「お湯」を楽しみの1つに加えて、時には香りと、時には音楽を聴きながら、また本を読みながら、のんびりとバスタイムを過ごし、忙しい毎日を楽しいものにする為に、心身のリフレッシュを心がけましょう。