みちのくが始まる街からの通信

みちのくが始まる街:通信2:5

私のお店の支店がありますジャスコイオングループ系列「マックスバリュー」に 饅頭の納品を毎日されていま すおじいさんがおります。大正生まれの70代、後継者が居られるか否かは不 明。私が出勤しますAM9時すぎにはいつも愛車の四輪駆動に饅頭を積んでやっ てきます。体は小さくしかし何処と無く人の良さそうな雰囲気を持っています。 先ほどの朝の挨拶の狭間にこんな話をされてました。
「ここに納品をするようになって忙しくなった反面、困ったことは休みが殆ど無 くなったことだね。なにせ年に数回だからね。元旦も休みなし。先月の半ばにあ った貴重な一日の休みは良かったよ。毎年欠かさず行っています蔵王の馴染みの 宿に家内を乗せて行ってきたよ。5時間かけてゆっくり走り雪景色の中で温泉に つかりしばらくぶりにホットしたくつろぎを味わったよ」
良い話だ。日頃はあくせくしていて貴重な数少ない珠玉の時間を好きなように 過ごす、本物の「くつろぎ」とはこんなことをいうのかな、と思った。 ちなみに私のその日(先月の休み)は行けなかった茨城県北:佐竹七福神のうち 4個所の社寺を巡ってきました。その時参拝の折り戴いた大山寺の小さな達磨の お守りを白衣のボタンに下げています。なんか気分良いもので・・・。


みちのくが始まる街:通信2:6

AM6時15分、自宅二階の屋根小窓を開ける。 アレを見るためです。アレとは天空の蒼が東雲の空では、薄紅色から濃い紅色に 変化する宇宙の神秘的夜明けの光景です。表現が出来ない美しさです。
私のHP「竜馬梁山泊」の1Pに載せていますあの詩的散文に一応書いてます が、今朝もお天気ですから 素晴らしき光景でした。阿武隈の山並みがちょうど太平洋:久慈の港に入る接点 あたりに太陽が昇りますがその30分前が最も神秘的かつ光の芸術なんです。 ああ、今日もこれが見られれば気持ち良い一日が送れます。

もう一つ良いことが・・・。
暫くぶりでサムエル:ウルマン詩集にお目にかかりました。 私どもが入っています薬局の研究団体の2月号が昨日送られてきましてその表紙 裏に掲載されました。

青春
青春とは人生のある期間ではなく 心の持ち方をいう
薔薇の面差し 紅の唇 しなやかな手足ではなく
たくましい意思 ゆたかな想像力 炎える情熱をさす
青春とは人生の深い泉の清新さをいう

(中略)
年を重ねただけで人は老いない
理想を失う時初めて老いる
(後略)

みちのくが始まる街通信:2:7

日曜は仕事(支店)はあっても何となくリラックスムード。本店が休みのせいも あります。
ちょっと遅めの散歩に。でも今朝は東雲に雲がたなびいていたため父の眠る法然 寺に着いた時が雲の上から朝日が・・・。
お寺の東の斜面に好物:早春の味フキノトウが出ている場所発見。以前フキノト ウが見つからなかった頃、お店のお客さん、山菜採りの名人らしい、から良いことを 教わった。
「子を見つけたかったら親を捜さなきゃあ。」今ごろの親は枯れた蕗の葉っぱ なのです。それを見つけたら辿っていけば必ず蕗の子がいる、なるほどそうか、 当然の理屈に気付かない山菜音痴でした。
こないだ見つけておいたフキノトウはまだ大きくなってなく小指の先ぐらい。あ と数日残しておこう。
早く大きくなって、と春の到来を待ち望む気持ちの反面、いつまでも小さいまま で、と嬉しい気持ちも。
東京で一人暮らし:今日が大学受験初日の浪人1年息子からさっき電話があっ た。
「夕べ眠れなかった。起きられるかどうか心配で」。神経が細い面あり。「2、 3日寝なくたって死にはしない。あんまり余計な気を使わず平常心でやってこ い」とハッパをかけた。
この息子の幼子の時の寝顔は昨日のことのようだ。成長したものだ。 育たないフキノトウが嬉しく思うのもきっと時の流れがもっとゆるやかに、と 望む心の反映なのかも。
フキノトウにまつわるお話は、まだまだ体の弱い甥と父の命日料理のこと、私の 早春の蕗味噌とNHK土曜元気市のことなどありますがまたの機会に。

寺を後にして板谷坂を下りて東坂を登る途中に和紙の原料にもなるミツマタの 木があるお宅がある。
その詳しいお話は私のHPの確か竜馬梁山泊の中で読んでくださいませ。 今年もまた、ミツマタは柔らかくうす緑のビロード状の蕾をつけました。時は 確実に移ろっています。


みちのくが始まる街通信:2:8

今朝早く向かったのは、茨城の嵐山と呼ばれる御前山自然公園内にある高根山 大山寺。
まもなく起動する佐竹七福神の7社寺の中でも中心的役割を演じると見られる名 刹。弘法大師空海開基の大きなお寺だ。なぜ行ったか、御札を戴くためだ。 息子は昨日大学入試第一日目。気が小さい性格に加え一浪というのは緊張感が 湧くのだろう、得意中の得意の国語が一時間目にあったが最初の30分、頭が真 っ白で思考力低下が激しかったという。昨夜娘が言った。「お守りを送ってあげ た方が良い、落ち着くと思う」。
確かに甲子園児がバッターボックスで胸に秘めたお守りを触って緊張をほぐし 自分に気合を入れる場面をよく目にする。能力や知識や技術を十分に発揮させる には心の問題が最も大事なのかも・・・。
家族のだれも何もしてあげられずに自力で受験の朝を迎える19の息子にささ やかでも心理的安心感を与えられれば、と大山寺に行ってきたという訳です。早 速明日でも郵便で送ってあげましょう。

昨夕はお店に娘の幼き頃のクラスメートが来店、その一人はオーストラリアの 大学で学んでいる3年生。
向こうは今は夏休み。まもなく新学期が始まるそうだが、私のPCやインターネ ットにチラと関心を示したので「メールアドレスある?」って聞いてしまいまし た。「ええ、もちろん、だって大学の授業日程など連絡はインターネットが基本 ですもの」。彼女、日本はまだまだPCやネットが遅れてる、とも。
まあ、あちらに戻ったらメールでやり取りしましょう、と互いに約束、うら若き 方とメル友に。 この掲示板にも来てくれるかも。オーストラリアの最新情報がくると良いけ ど・・・。


みちのくが始まる街通信:2:9

我が街常陸太田は坂の街です。佐竹氏の居城:舞鶴城があった高台が旧市街で 鯨が丘と呼ばれています。
丘の中心あたりに板谷坂がありますがそこからの景観いいんですよ。茨城のモン マルトルって独り合点してます。ユトリロや荻須の絵の世界・・・。

真弓(眉美)千石ともいう田園が広がってます。5、6月から一面に緑の絨毯 がのどかさを醸し出しNHUKで昔放送された新日本紀行のテーマ曲の原風景 (作曲家:富田勲さんは子供の頃しばしば太田を訪ねていた)でもあります。太 田のお米は私は越後の魚沼コシヒカリと向こうを張るぐらい美味しいと思ってま す。
でも昨年秋から我が家の食卓のご飯は魚沼なんです。去年の夏かな、無農薬ある いは極端な低農薬で米栽培に命をかける魚沼のAさんの奮闘記がテレビで取り上 げられ感動した妻は早速一年分注文毎月送られてくるという塩梅。でもいくら良 い米でも炊きかたが悪いと同じだね、ご飯って。
今朝は散歩に出る前にお米をといて一時間つけておき帰ってからスイッチオン して炊いたらやはり一味二味違う美味しさを実感しました。ちなみにおかずはダ イコンおろし、小田原の干物、納豆、味噌汁。日本人で良かった。 えっ、もち ろん私の手作り。朝食はいつもそう。だって我が家は早起きは私だけ、あとはみ んな朝寝坊。

お米の話でしたので日本農政への提案:減反は止めてお米はどんどん作らせて 欲しい。余ったものは世界の恵まれない餓死寸前の人々にプレゼントしてもいい んじゃない・・・。ただし北朝鮮だけはちょっと用心必要かな。


みちのくが始まる街通信2:10

昨日は結局三食とも私が作ってしまった。えっ、食事のこと。 朝食は定番ですが、お昼はいつもの和食レストランの出前は飽きちゃって、スト ーブに鍋をかけてネギ、油揚げ、なるとのウドン。夕食はかみさんや娘が飽きち ゃったのか、私におはちが・・・。30分で小松菜とエビのスープ、オムレツ。 スープは好評でしたがオムレツは固すぎで不評。家族仲良く今日も一日何事も無 く食べられるだけ有り難いっちゅうの・・・。

哲学者:久野収さんが亡くなった。学生時代2年間先生の講義に熱中した。卒 業して数年して手紙をもらった。
大事にしている。学問の自由さ、発想のグローバルさに尊敬している。ご冥福を お祈りしたい。今夜は石下の一人娘(ロンドンでも好評の茨城の地酒)で一人の 通夜をしましょう。

今日は午後から西山荘周辺の桃の木の手入れをします。もっとも私は作業の方 に挨拶だけして仕事に戻りますが。西山荘はかの有名な水戸黄門の隠居所。黄門 様は晩年を我が街で過ごして大日本史編纂をしましたが、西山荘周辺に桃の木を 植えて桃源郷にしようとしたんです。でも桃は20年で枯れます。次々と補植し ていかないと桃林は残りません。黄門様が亡くなってまもなく300年ですが、 数年前から平成の桃植えに取り組んでいます。既に100本は植えました。今日 はその手入れ、消毒や施肥、補植をします。
梅が咲きやがてピンクの可憐な桃の花の春はすぐそこです。


みちのくが始まる街通信:2:11

今朝は今にも降り出しそうなどんよりとした暗い空。暫くぶりの悪天候だ。ず っと晴天続きで乾燥していたから風邪ひきさんにとっては良いかもしれない。気 温は雨か雪かの瀬戸際かな。大降りでなければ初雪の白い世界がちょっぴり見た い気持ちも・・・。

西山荘周辺の桃の手入れ、ライオンズクラブの仲間が3、4人で夕方までかか って終了、駅前の旨い魚料理屋でご苦労さん会があった。仕事中の私のところに も経過報告の電話が2、3回かかって「作業したメンバーよりご苦労さん会の方 が多くなったよ」「10人以上集まって盛り上がっちゃってるよ」「委員長もき てよ」・・・。
8時過ぎに顔を出そうと思っていたがちょっと遠方から相談客(更年期障害)が おいでになり結局行けずじまい。
何はともあれこの平成の桃植えと手入れに関心を持っていただけることが嬉しい 限りだ。黄門様も喜んでくれているだろう、なんて独り合点しています。

我が常陸太田ライオンズクラブでは桃のほか、3年前から市の花でもあります 山吹を増やす運動も始めました。野辺に咲く小さな黄色い山吹の花は可憐でかわ いい。同じ黄色でもセイタカアワダチソウはアメリカあたりから運ばれてきた輸 入帰化植物ですが山吹は極めて純日本的植物と思われます。
市のシンボル花で山吹の里なんて呼ばれてる割には街中に殆ど姿を消したこの花 を増やそうと、山里から採取したり挿し木して苗木を植えています。これまで水 戸八景の一つ「山寺の晩鐘」という高台斜面や校章が山吹の太田二高の土手に植 えおわりました。老人会や町内会にも山吹を増やす動きが出始めて、やがて街い っぱいに春の盛りは山吹が咲き乱れる光景がみられるかも知れません。


みちのくが始まる街からの通信:2:12

結局雪は降らずに夜半には冷たい雨も上がった。しかし今朝の冷え込みで道路 は凍っている所が多かった。
気をつけて歩こうと思ってはいたが、AM6時過ぎの法然寺の階段でスッテーン コロリーン。息子の受験だというのに縁起悪いね。でもスベリ良く答案がスラス ラっていうこともあるからネ。

雪を大いに期待していたのは支店のある商業ゾーンにも出店されておられるシ ューズ販売のW社長。
昨日の朝お茶をのみに見えて「大降りになってくれると売りあげも倍増なんだけ ど」。彼にとってはちょっぴり残念だったかな。
この社長、数店舗のオーナーだが今まで大のパソコン音痴。ところが最近、奥 さんに教わりながらキーボードをたたきはじめた。何でも箱根で催された業界の 会合で尊敬する同業者A社長から計数管理の重要性を諭されたことに触発されて のPCチャレンジ。この時代どういう職種でもドンブリ勘定からPC活用の正確 な計数管理が大切なのは間違いない。思えば私も3年前まではパソコンなんて一 生無縁でありたいと思っていた。ひょんなことから独学スタート、計数はともか くネットの楽しさ喜びを満喫しはじめたところ。
2、3日前、W氏に依頼されA社長にガンや肝臓病、アレルギー疾患、糖尿病 など現代の難病に免疫力アップの意味から効果がある霊芝泉を送った。聞くとこ ろによれば、A社長は数年前にガンの手術を受け再発防止に命懸けとか。パソコ ン嫌いの自分を変えてくれたお礼に贈りたい、と思われた訳で、何日かかかって 自ら打ったお礼状と共にA氏のもとに・・・。きっとW氏の願いは通じてA氏の 寿命が大いに延びることでしょう。
W氏と私は住まいも近所ということで大の仲良し。しばしば共にする晩酌もま た楽しみですが、彼は先月のシンガポールに続いて今度は明日からアメリカに。 仕事&遊びのようですがしばし相棒が留守でちょっぴり寂しい我が輩でもありま す。

さて今朝の散歩でちょっと珍しい小鳥を発見。雀ぐらいの大きさですが、腹部 は薄茶、背中はこげ茶、そして背中に真っ白い部分が2、3個所、初めて見る小 鳥でした。昇ったばかりの陽光を浴びてチュンチュンチュンチュンさえずる光景 に春近しを感じました。


みちのくが始まる街からの通信:2:13

昨夜は知人が見えた。かみさんの小学校時代の同級生。市内のメガネ時計宝石 店主。ビルの二階を無料開放のギャラリーにしているアイデアマン。史上初の4 場所連続優勝した雅山のお父さんと高校の親友で、昨日は夕方から水戸で祝賀会 があり(私は欠席)その報告かたがた我が家にこられた。
雅山は水戸出身だが、三代前のご先祖は我が街常陸太田で立志伝のT翁。彼の 実の叔母さんもうちのカミさんの親友ですので実力もさることながら「順調に出 世して大関横綱を目指して欲しい」と応援にも力が入ってしまいます。インテリ で読んだり書いたりが好きなメガネ店主氏、朝日の久野収氏を悼む記事も読まれ ていたし、祝賀会の様子も肴に少し深酒だったかな・・・。

澄み切った青空です。風が冷たく吹いてます。

分け登る ふもとの道は 多けれど 同じ高嶺の 富士を見るかな

確か一休さんの詩だと思いますが我が街の北に聳える国見山が今日もくっきり 聳えています。
標高わずかに293メートルですが頂上からは市街地が箱庭のように、里川の水 面がキラキラ輝き、遠く みちのくへ続く阿武隈の稜線と太平洋、水戸の市街の向こうに筑波の紫峰と関東 平野、晴れた日には 富士山、西には雪を抱いた日光那須連山、北に奥久慈ののどかさ・・・。 変るものと変わらないものが一目瞭然、まさに不易流行の山頂なのです。 どちらの街にも山があり川があり、人が住み歴史があります。 自然と歴史:大切にしなければならない最も重要な財産です。 しかし日本人は西欧の国々と比べてどうでしょうか、自然と歴史の保全保護に神 経とお金を使っていない のではないでしょうか。自然も歴史も適切な対策を講じていかずに放置していま すと必ず荒らされて 失われゆきます。
元旦の初日登山を思い出しながらそんな思いにかられました。


みちのくが始まる街からの通信:2:14

昨日の猛烈な風とは裏腹に今日の当地は風も無く穏やかな日曜日です。
本店は毎週日曜日は休み。処方箋が病院から入らないからです。私の所のように 全ての医療機関から受け入れる面分業の薬局は今のところ、はっきり言って処方 箋はボランティアです。忙しいだけで利益はありません。一方、特定の医療機関 とタイアップしています点分業の薬局は良いでしょうね。
でも日本の医薬分業もこの5年間で大分進みました。今の日本薬剤師会長のサ ヤ先生の熱意が厚生省を動かしている訳です。分業のメリット(患者にとって の)はクスリの飲みあわせによる副作用防止がポイントです。早く西欧のように 進んだ時代がくると良いと思います。近いですね。

今日は長寿日本一の石崎伝蔵翁を紹介します。
我が街から車で10分の金砂郷町花房にお住まいの112歳。ホントは114歳 ですが(戸籍届けが2年遅れた)。今から12年前、翁が百歳になられた時、私 は地元紙の紙面を1ページ買い取って「石崎伝蔵翁の長寿の秘密を探る」と銘打 った鼎談を企画しまして私が司会、翁と当時の村長にいろんな話を伺いました。 この時、この方は必ず日本一になる、と確信しました。おとといから文字どおり 男女合わせての一番になりました。
昨日の午後、お電話をしましたら娘の一郎さん(ミスプリでありません、女で イチロウさんなんです)は「風邪も引かずに元気です」と相変わらずのようでし たが、翁の生活はAM3時過ぎに起床、床の中で体を揉んで朝の内に家の中を歩 く。
6時ごろ一食目。玄米粥に無農薬裁培の野菜果物、魚。午前中は新聞を読んだ り単行本を読んだり屋敷を散歩したり。難しい宇宙論まで愛読書なんです。 時折常陸太田の銀行や買い物にも出かけます。数年前までは東京三越にもしば しば出かけてエレベータ乗らずに階段を上ったショッピングも・・・。 一日2食主義の夕食は早めに摂って6時過ぎには床に就く。
若い時に校長をされたが好奇心旺盛さは未だに健在、頭も体も健康な伝蔵翁は文 字どおり世界に誇るべき長寿王といえるでしょう。
がんばれ、伝蔵翁、日本一から世界一をめざそう・・・。


みちのくが始まる街からの通信:2:15

昨日今朝と未明の冷え込みは凄い。生活雑排水が流れ込む散歩コースの水路に 氷が張った。
久慈川のシガも美しくきらめいて流れていることだろう。昨日の朝刊は久慈川の 川辺のネコヤナギの膨らみがアップで掲載されていた。

出勤途中スタンドで給油。助手席に置いてあった愛読雑誌に目を留められたの はスタンドの奥さん。
この方、歴史にも興味あってなかなかの勉強家ですが、「致知」を最近読みはじ め、私も積んでいたのでしばし話の花が咲いた。 「致知」を私が知ったのは数年前、我が街に講演に来られたスーパードライの プランナー:中條さんの紹介。
この雑誌の素晴らしさは、世紀末の日本人が何を根拠に生きれば良いかの根源的 示唆に富んでいることだ。 私の浅い想像力では、儒学の陽明学をバックボーンにして編集されていると思 う。陽明学は朱子学を越えて守ることの大切さと、破ることの重要さ、両面をも っているのではと推測しています。
ですから、今の日本及び日本人にとって、忘れられた日本古来の素晴らしき伝 統習慣は取り戻し、一方で古きものの持つ悪しき欠陥を打破していく進取と革新 の気概、この実践が大事だと思わせてくれる、そんな月刊誌と思っています。京 セラの稲盛さんや、経団連の牛尾さんも常連の書き手ですが、我が街でも少しず つ愛読者が出てきていることに喜びを感じます。 髭の和尚さんや、そのご友人の陶芸家:神崎紫峰さんもご存知の雑誌です。 皆さんでも、一度見てみたいと思われたらご一報下さい。無料進呈のチャンスも ありますので・・・。


みちのくが始まる街からの通信:2:16

ほんの少し寒さが和らいだ感がある朝でした。
今朝のNHKニュースで、東京都下の住民が里山の自然を蘇らせる運動をされて いることが放送されておりました。放置したままのため篠やぶが生い茂り太陽光 線が閉ざされた雑木林を下草狩りして手入れをし、身近なのどかな里山を創ろう という試みです。何を切って何を残すかが技術的に大切だそうです。

昨日の夜、風邪薬を買いに見えられた中年のお客様、「車に入ってるから見せ ますか、イワツバメ?」。
すぐ気がついた。そうそう、この方、尾瀬の自然が大好きでこれまでに80回以 上も行っている、といつだったかおっしゃられた方。見せられたパンフは長蔵小 屋の平野紀子さんが毎年暮れに発行されておられる尾瀬からの通信文集。一年間 の尾瀬の動きや、自然保護の大切さを呼びかける小冊子で表紙の尾瀬沼の写真が 良い。私の所にももう10年になるだろうか、毎年暮れに美しい尾瀬カレンダー とともにご恵贈あずかっています。きっかけは初めて行った尾瀬の旅、長蔵小屋 の売店で買った娘へのオルゴール。

わずか300円ほどの小さなものだったが、帰って鳴らそうとしても全く音色 が出ない。捨ててしまえばそれまでだが、私は小屋に手紙を添えて送り返した。 程なく、お詫びの手紙と正常な現品を戴いた。小屋の対応に感動、それ以来、平 野さんから暮れに例のいわつばめ通信とカレンダーの贈り物を受け、私は一枚の 年賀状を出しています。その後、尾瀬への旅はしていませんが、デスクの傍らに 掲げる尾瀬の風景カレンダーで事ある毎に自然保護の原点を見詰める感性が生ま れています。縁って不思議なものですね。

深田久弥の日本百名山の大半を踏破されたという先ほどの中年男性、帰り際に 「最近は私、近くの名も無い山に引かれます。いろんなルートを見つけたり思わ ぬ地域再発見があったり捨てたもんじゃない。それにしても野山が荒れ放題で す。手を打たないと自然が壊れますねえ」と実感を。
自然保護のメッカ:尾瀬を目標に私たちは身の回りの身近な尾瀬づくりを心が けねば緑と四季の詩情溢れる日本の未来は無い、と改めて思った昨日今朝でし た。


みちのくが始まる街からの通信:2:17 今日は1ヶ月ぶりの休み。(私の支店が)。毎日毎時間、ご来店のお客様、患 者様にできる限りの真剣さで対応させていただいていますので気分はちょっとの んびりリラックスムードの朝です。
でも今日も処理すべき作業が山積み。まず、商工会で例の地域振興券とやらの 取り扱い申請。正午までは 休みの支店で雑用を処理、週に2回の薬品発注品の宅配便を10個ほど受け取 り、午後は上京。4日続いた入試を今日でひとまず終えて、週末の最終試験に臨 む息子の激励夕食をしてやるつもりだ。

さてこの他愛無き雑文、自分のために日々の生き様を日記のつもりで書いてま すが、どうですか皆さん、全く面白くありませんか?あんまり読まれてないなっ ていう気がしてますが、どなたでも結構です、ご批判でも「読んだよ」でも良い ですのでコメントが、感想が、欲しいのです。明日からも続けるための励みにし たいので・・・。
まあ、全く見られてなくても自らの自己変革のために駄文を綴っていく積もり ですが・・・。

最近手元の本で感じ入った文章を少々・・・。

「人間の値打ちとは、どういう一燈を提げて人生という暗夜の世界を生き抜いた かにある。」(致知2月号「風の行方」で小島直記氏)

「人生にはここ一番という踏ん張り所がある。何度か。どんな分野でも一流と呼 ばれるのはそいうここ一番の局面で踏ん張ることが出来た人」
「辛いこと、苦しいことがあっても嘆いてはいけないよ、それは神が与えてくれ た試練なんだから」(ろくさんこと:道場六三郎さん)


みちのくが始まる街からの通信:2:18
昨日は久々に東京へ。午後出発、10時ごろ帰宅のとんぼ返り。
代々木の予備校にはテレビ局が来て受験生が偏差値について質問を受けていた。 まさに受験戦争の真っ只中、息子も昨日で峠を越えてあと二つの試験を残すの み。一つは既に合格通知をもらっているから余裕があるようで「今日まではまあ まあだ、でも今日は休みたくなっちゃたな」。さすがに4日連続は神経が疲れた 様子でした。

さあて、どこで食事する、新宿へでも行くか?河豚を食べたかったので居酒屋 風の店の前まで来たら「嫌だ」と息子。私の酒が嫌いなのだ。高島屋の高層レス トランに連れてかれた。20数軒の店が軒を連ねる選択肢の多いエリアで確かに 若者やファミリー向けだ。にんにくや何とかという店に入った。全ての料理のス パイスにニンニクを使っておりまずまずの味だ。博多風のラーメンを除いては。 私はラーメンは江戸前の支那ソバかサッポロ仕込みが好きなのです。息子は小食 でニンニクチャーハンで満足していた。しかし、この店も、上野の新幹線改札近 くの回転スシの店も現今の不況風どこえやらの大繁盛。安くて旨い店には不況は 無いんだなあと実感しました。

上京して繁華街や山手線に乗りいつも思うことがあります。
何十億という人々がこの地球上に今、生きている訳ですが、その中のほんの一握 りの方々とこの一瞬、すれ違う。そしてきっと二度と再び逢うこともないでしょ う。この偶発的時空の瞬時の共有は何なのだろうか。
我々生命体の根元と生成過程はホントのところ未だ解明されてない。宇宙の成 り立ちと進化も謎のうちだ。
自分自身を小さな島宇宙だと思う。誕生から死まで瞬間瞬間が闇の中の宇宙船の ように、いや星のように時間と空間を刻んでいる。吊革につかまっているあのO L風の女性も、スポーツ紙を読んでいるサラリーマンもそれぞれの時空を今生き ており、数十年の短い人生の一こまの一瞬に私の時空と交差した。 人間宇宙星のはかなく、しかし実在の不可思議な接点の深淵さに浸りながら、 雑踏の町からみちのくが始まる街に戻った。


みちのくが始まる街からの通信:2:19

やはりこの時期は三寒四温です。きのうはポカポカ陽気でしたのに今日は打っ て変わって小雪が舞いそうな寒い一日です。

親友のW氏(靴店オーナー社長)が夕べアメリカから戻り帰朝報告に見えまし た。アトランタからシカゴを回られてこられました。「景気は今一つぱっとしな い感じ」「聞いて喋る英語ができれば旅はもっと楽しかっただろう、日本の英語 教育は間違っていたのを改めて感じた」「鉄板焼きの和食とラーメンの旨さを実 感した」などなど感想を・・・。詳しくはおいおいと晩酌の時にも伺うことにし よう・・・。
W氏の婦人から昨日初めての電子メールを戴いた。確か一週間前あたりからパ ソコンをいじりはじめていましたが遂にインターネットの世界に入ってきまし た。50の半ば近い年齢ですが、お若い頃からお仕事の外の自由時間をフル活用 してダンスや茶道、ゴルフ、海外旅行までこなす活動ウーマン。数年前はライオ ネスクラブの会長職もこなされた。何でもやってみようというチャレンジ精神旺 盛な方とは思っていましたが、インターネットにもコツコツ取り組まれて、私も 「良かったね、今始めていて良かったと思う時はきっときますよ。それにしても 成長が早すぎてビックリ」と返信メールを送っておきました。何でも進取の気質 が大事なんですね。


凍てつきの朝
みちのくが始まる街からの通信:2:20

久々に北国の旅情を感じた朝でした。街中ではしばしの間パラパラだった小雪 も奥地や野山は結構降ったようで、国見や高鈴の山肌はうっすらと白銀に染まり 朝日に眩しく輝いていた。一段と我が街がみちのくの玄関口だと思わせる景色 だ。
昨夜の冷え込みはかなりのもので、散歩に連れ出す愛犬ボブ(シェルティー) の体毛までパカパカに凍てついていました。路面もツルツルで転ばないようにソ ロソロと歩きました。
庭のモミジの枝先に白く凍った水滴と、ほんの少し芽吹きはじめた紅色の蕾が 見事なコントラストを見せていました。

当地でもスギ花粉の飛散確認がなされました。友人の眼科医がこの季節になる と毎日プレパラートで検出しているもので、電子メールで「1個発見、いよいよ 始まります」。30%とも50%ともいえるスギ花粉症。今年は西高東低の予測 で東日本はちょっと安心ですが、西日本の方は要注意ですよ。宣伝になります が、当薬局のスギ花粉症対策は結構評判良いですよ、副作用無くて・・・。

昨日は筑波から友人がお越しになり「出来つつありますよ」と佐竹七福神:小 冊子のゲラを持参。
茨城県北の活性化の一助に、と建築史家:一色史彦氏が創った佐竹七福神めぐり の旅の友に各7つの社寺ごとに由来や県北のこぼれ話をまとめたパンフレットを 作製する計画。第一弾は小松寺(常北町)。
こぼれ話では私も「黄門様は健康づくりのパイオニア?」というミニミニエッ セーを書いていますが、圧巻は山方町の根本一氏の「けんちん汁」かなあ。完成 は3月半ばとか。


桃と梅:水戸の奥座敷常陸太田
みちのくが始まる街からの通信:2:21

おはよう御座います。良いお天気ですね。
私の支店デスクに6、7本の桃の枝を無造作に生けた花瓶があります。この間の このミニエッセーで書きました西山荘周辺の桃の木のせん定と施肥の折りに捨て るのは勿体無いからと持ち帰った小枝です。
毎日水を取り替えて大切に見守ってましたら蕾が膨らんできまして、一番先端の それは濃いピンクの花弁を覗かせ始めました。きっとあと数日で開花するでしょ う。

桃よりも早い早春の花は何といっても梅ですね。今年はちょっと遅いのか当地 でもチラホラ咲き出したところです。昨日の地元新聞は水戸偕楽園の観梅特集記 事を組んでいました。きのう20日から3月末まで「梅まつり」が繰り広げられ ます。偕楽園3000本が馥郁と咲き誇る見頃は3月上旬頃でしょうが、皆様も 是非一度お訪ねになられてみては如何でしょうか。
偕楽園は徳川9代藩主で最期の将軍:慶喜のお父上であります斉昭(なりあ き)公が造られた日本3公園の一つですが、同公は藩内の子弟の自然鑑賞、健脚 鍛練を目的に「水戸八景」を選びました。

なんと八景のうちの二つは我が街:常陸太田にあるのです。阿武隈の山並みや真 弓千石と呼ばれる田園風景がのどかな、そこに雁の群れが飛ぶ「太田落雁」、西 山荘に程近い高台からの眺望もまた良い「山寺の晩鐘」は、斉昭公自らも「けふ もまた くれぬと告げる鐘の音に 身のおこたりをなけくおろかさ」と詠んでいま す。

みなさん、水戸の偕楽園梅まつりにお出での折りは是非、奥座敷:常陸太田に も足を伸ばして下さいませ。


合格した息子への言葉
みちのくが始まる街からの通信:2:22

「お母さん、息子さんは生活態度を改めなければ駄目ですね」「まだ学校に来て ないんですが・・・。」「4時限目の授業に出てないんですが家に帰ったんです か?」担任の先生から毎日のようにかかってくる電話にカミサンは辟易してい た。1年の時は真面目に登校していましたが、2年の後半あたりから遅刻の常習 犯になった
息子。朝寝坊の愚息に「こりゃ駄目だな、大学なんておぼつかないな」と私も内 心諦めの気持ちも抱いていた。

何とか卒業でき「1年間の努力タイムをあげる。ガンバレ」と東京に送り出し た。朝の8時にかけるモーニングコールも最初の15日で止めた。結果責任は本 人にある、とある意味で傍観を決め込んだ。Yゼミの1学期の出席率は80%を 越えていた。成績もグンと伸びていた。「やればできるじゃないか、大した物 だ」と褒めてやった。暮れの三者面談でも予備校の先生からは「入校時レベルを 大幅に伸ばした何十人かの一人ですよ、お父さん」。息子の頑張りに熱いものを 感じました。

7校に願書を出した。滑り止めにしていたらしいA大がまず受かって余裕を持っ て本命校に臨んだ。そのうちの一つが昨日合格した。今日から連日発表が続く。 きっと何処に決定するか迷う贅沢な悩みの日が来そうな気配がします。明日の7 つ目は受験取りやめたようだ。ただ一つ残念は某大の最難関学部は受けなかった こと。Yゼミの合格予測60%だったが英語に若干の不安を抱いたのか80%の 安全圏を主体に受験校を決めたようだった。冒険心とチャレンジ精神の不足にち ょっと物足りなさを感じたのも事実です。
でもそれもこれも全ては息子の責任、かつ神の配パイ。 間もなく帰省する息子に精一杯「おめでとう。良く頑張ったな」って言ってあ げよう。この経験を決して忘れずにコツコツ諦めずに努力することが人生であ り、問題はここから始まるのです、って言ってあげよう。

そして勉強より成績より最も大事なこと、その人間としての基本の心づくりに ついておいおいと息子と会話を重ねていきたい、そんな気持ちでおります。


爪と特許
みちのくが始まる街からの通信:2:23

今日、爪が取れた。邪魔な爪だった。一月ほど前、近所の娘さんが生んだ赤ち ゃんの笑顔に気を取られ自分の車のドアに中指を挟んでしまった。痛かった。駄 目になった爪の代わりに間もなく小爪が伸びはじめもう8割り方は新しい中指の 爪になってきた。でもぶつけた爪も残っていてペラペラと邪魔な代物だったがや っと清々しました。生命の再生能力、自然治癒力の凄さ、良貨が悪貨を駆逐す る、なんかそんなことを思いました。

ある医薬品の特許出願を(商標)してましたら、きのう特許庁から文書が来ま して「類似の名前が既登録されてますから受理不能」の審査官判断。申請仲立ち の弁理士さんに「デとダの違いを類似と見る審査官判断は納得できない」と電話 しましたら「お気持ちはわかります。むづかしいところだね」。
不服審査の申し立ても考えたいところですが、幸いにもその会社は登録だけで 実際には製品を出してないし、 わが方は何十年も前からその製品を出してますので商標法32条の規定で我が社 の製品の商標権利は守られる、と弁理士さん。まずは安心ということですが、そ れにしても社会というのは細心の注意力やきめこまかな対応を万全にして生きな いといけないなあ、と痛感した朝でした。


ふれあいホールオープンへ
みちのくが始まる街からの通信:2:24

昨夜は市長接待(といってもソースカツ丼一杯ですが)による最新市政報告会 に行ってきました。
我が街の市長は整形外科医です、三期目にはいったばかりですが内政面はホン ト、色々と住みいい街づくりをされています。職業柄整えるのがうまいんでしょ うかねえ。

昨日はこの4月にオープンする生涯学習センターを見せていただきました。
こじんまりした各種の学習室があって、子供連れの主婦が来られるように保育室 まで備わってましたが圧巻は300人のボックス席のふれあいホール。すぐ近く には10年前に出来ましたパルティーホールがあります。筑波のノバホールと向 こうを張る音響の素晴らしい施設です。(著名な音楽家に私の西欧の旅でも褒め られたほど:HP:MAKOTOの宇宙「茜雲に無事を祈って」に書いてありま す) こちらは1000人が座れますが、その三分の一以下のミニ催し向けに造 ったんでしょうか、なかなか良いホールです。
何が良いってパソコンのパワーポイントが使える、ハイビジョン映像が見られ る、緞帳が市の花:山吹、市の樹:欅で美しい。
市長自ら最新技術を使って最近の業績を報告してまして最期は元タカラジェン ヌの夫人の現役時代の奇麗な写真まで映し出して御満悦でした。
質問タイムになりまず眼科医のN氏が「市長は少し家長主義が強すぎる。もっ とお任せ主義も大事」「女性が働ける場づくりを」「スイミング施設を」など的 を突いた発言。私も「市役所のHPから市内の有志のHPにリンクを張って」と 要望。N氏が「市長、仙台市のHPを参考にして」と助け船。公共機関と民間に ギャップを生まない新しい発想が生まれても良い時代にしたいものです。

この300人のホール、私も秋には何らかの利用活用を考えたいと思いまし た。


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MAKOTOの宇宙